美しい色、豊かな質感をそなえたタイルを誕生させるまでには、数々の工程を必要とします。工場では、厳しい原材料の検査から高度な焼成工程、混合までキメ細かな生産システムを整え、優れた品質のタイルを送り出しています。
各地から運ばれてきた原料を、定められた受入試験に掛け、合格した原料のみ原料置き場にストックします
長石や陶石、粘土など各原料を粗砕した後、決められた調合割合に従い、ボールミル内で水とともに約一昼夜細摩し、泥しょうを作ります。
脱水は素地の泥しょうをフィルタープレスにかけて脱水し、ケーキと呼ばれる粘土状のものを作ります。次に土練機で均一になるように練り、チップ状にします。
一方で製粉は泥しょうに圧力を加え、噴霧して乾燥、そして粒状のはい土を作ります。
土と窯には相性があり、それを加味した上で厳しい原料管理の元、使用用途に最適なタイルの元を作っています。
この工程には長年積み重ねてきた技術と知識が集約しており、特に弊社自慢とする工程でもあります。
乾燥させ、粒状になったものを、高い圧力で定められた形状に成形します。
ただ高圧で型に押し込むことはなく、その素材や目的にあった成形を行っており、ここでも弊社の隠れた技術と長い経験が生かされています。
成形された生素地を直ちに乾燥用の台車に積み、70~80℃の乾燥炉の中で1日~2日間のうちに完全に乾燥させます。
ボールミルによって細摩した泥しょう状態の釉(うわぐすり)を、エアースプレーを使用して乾燥素地に一定量施します。
施釉することにより見た目の美しさ、デザインはもちろん、強度などの性質を向上させます。
無釉タイルはこの工程を行わず、乾燥後に焼成段階に移ります。
製造数や材料に合った方法で焼成していきます。
・本焼トンネル窯
・ローラーハースキルン
窯で焼かれたタイルを一枚ずつベルト上で選別し、不良品を取り除きます。
検査後、色ごとに仮詰めしたタイルを再度取り出し、決められた色合比率に従い、同じような色のばらつきになるよう混合します。
紙張りはユニット単位にタイルを並べ、目地通りの美しさと施工能率を高めるユニット加工を施します。
一定ロットごとに抜き取り検査を実施し、寸法や配色など入念にチェックいたします。
混合した後、一部タイルは機械だけでなく、人の手によって梱包されています。
この段階で目視による最終検査も同時に行われており、最後の最後まで厳しくチェックすることでタイルの品質を守っています。
箱詰めされた製品は物流センターに集積され、全国へと配送されます。
物件名(県名) | 製品名 |
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東京ドーム(東京都) | PS-11(三角形) |
名古屋ドーム(愛知県) | PI-100 特 |
京セラドーム(大阪府) | PI-150 他 |
ヤフードーム(福岡県) | PI-100 特他 |
東京国際展示場(ビックサイト)(東京都) | PI-150 特他 |
東京国際空港(ビックバード)(東京都) | PI-100NET 他 |
丸ノ内ビルヂング(東京都) | PRS-11Z/340×97 特 |
東京競馬場スタンド(東京都) | PS-150 トクメン/ 特他 |
汐留駅ペデ(東京都) | PIG-200EX 特他 |
東京スカイツリー駅(東京都) | PI-630 |
豊洲新市場(東京都) | DN-300/BSM |
バスタ新宿(東京都) | PI-300 他 |
横浜アリーナ(神奈川県) | PI-100 |
札幌ポールタウン・オーロラタウン(北海道) | PI-630 特 |
物件名(県名) | 製品名 |
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空見スラッジリサイクルセンター(愛知県) | HAL-20BR/HB 特 |
京大IPS細胞研究所(京都府) | HAL-20BR/HB |
筑波大学(茨城県) | PI-100NET 他 |
同志社大学(京都府) | PI-630 他 |
埼玉新都心広域合同(埼玉県) | PI-200 特他 |
新潟スタジアム(ビッグスワン)(新潟県) | PI-200 他 |
戸塚駅西口(神奈川県) | KSR-300 |
JR山形停車場西口線(山形県) | PIG-150EX 他 |
湊町リバープレイス(大阪府) | PIG-200EX 他 |
松山多目的競技場(愛媛県) | PI-200 特 |
阪神競馬場(兵庫県) | KSR-300 他 |
若松競艇場改修(福岡県) | PI-200 特 |
津競艇場(三重県) | PI-210 他 |
グリーンドーム前橋(競輪場)(群馬県) |
世界のタイル博物館
商品名:特注床タイル
横浜アリーナ
商品名:ピアッツア
JR摩耶駅
商品名:バサーモ
※タイルの直接販売は行っておりません